22/04/2021 10:10 GMT+7 Email Print Like 0

ター・ドゥン 魅力的な観光地

南中央高地を探訪する旅の中で、ダク・ノン省のター・ドゥン湖はその雄大な風景とまだ手つかずの状態が保たれた自然、そして愛すべき祖国の古い伝説が伝えられていることから多くの観光客に愛されています。
ダク・ノン省ダク・グロン郡ダク・プラオ村とダク・ソム村の2つの村に挟まれたター・ドゥン湖(ダクノン省の首都ザーギア市から48km)は、面積が約22,103ヘクタールの淡水湖です。ドン・ナイ第三水力発電所の建設によってドン・ナイ川の支流の流れが遮断され、広大で壮大なター・ドゥン湖ができました。湖の平均水深は20mを超え、湖には大小さまざまな数百の島が点在し、密集した緑の木々が点在しています。その風景から、人々はまだター・ドゥン湖を高原にあるミニチュアのハロン湾と呼んでいます。

観光客は通常、11月から1月、2月頃までター・ドゥン地域を訪れます。梅雨の終わりには湖の水位が上昇し、島々の木々は緑が映え、ター・ドゥン湖は手付かずの野生の魅力溢れる自然の絵のようになります。


ター・ドゥン湖は中南部高地と南東部(チュオン・ソン山脈の最後の部分)の
2つの生態系が交差する高地に位置しているため、最近、山の上の湖などが新しいエコツーリストの目的地になり、
全国各地から来た旅行客を魅了している。
写真:コン・ダット(Cong Dat)




ター・ドゥン湖の山や川を訪れる旅行客の乗船を待つモーターボート。写真:コン・ダット(Cong Dat)


ター・ドゥン湖に浮かぶ家を訪れる旅行客。写真:コン・ダット(Cong Dat)




ター・ドゥン湖の手付かずの雄大な空間を体験する旅行客。写真:コン・ダット(Cong Dat)
ター・ドゥン湖の夜明けは、一日の中で最も美しい自然の一時です。旅行客は様々な形と大きさで、時には山や島々に漂う雲海を目にすることができます。雲は庭の前、庭の中、通路、コーヒー畑、ニトベギクの花など至る所にあり、訪れた人々はおとぎの国で迷子になったように感じます。ター・ドゥンエコツーリズムエリアには、旅行客が歩き回れる長さ約50mのガラスで出来た橋もあります。

ター・ドゥン湖を訪問した殆んどの人は湖でのクルーズに参加します。国道28号線に戻り、ジー・リン地域に向かってさらに約10km進み、ダク・ブラオ橋を渡るとすぐにター・ドゥン湖マリーナに到着します。チケットを購入し(10万VND /1枚)、湖を巡るボートに乗ります。約20人の乗客を乗せたモーターボートは、がらんとした広大な湖水の上を快適な速度で走り、両側には樹木が茂った島があります。これらの島々はかつては丘でしたが、現在は海に沈んで緑の島になっています。船上でマー族のホー・ビさんがター・ドゥン山の伝説を語ってくれます。

昔、ボン村のボー・ナムは肥沃な高原でしたが、嵐の季節が来る度に村全体が洪水に見舞われ、人々は非常に困難な生活を送っていました。そのため、村の家長であるタン・クラオ・カーは昼夜を問わず森を抜け、渓流を渡り、ジット神とドリー神という二人の兄弟に助けを求めました。二人の神は願いを受け入れ、コット・ヴォン神(海の神)と会い、嵐や洪水から人々を守るために、ボン村のボー・ナム地域の近くにいくつかの山を配置するように頼みました。最初の山は父山、二番目は母山と呼ばれています...神に助けてもらった人々は感謝の儀式を行い、神々に一緒に山を治めるようにお願いしました。人々は山火事のそばで楽しく踊り、ゴングを演奏しましたが、夜が明けると白い吹雪がボン村のボー・ナム地域を襲い、儀式のすべての供物は石に変わりました。村人たちはシエン・ズット神から、村人たちが故意に感謝の儀式に招くのを忘れたと思ったバ・チャ神の怒りに触れたからだと夢で告げられました。そこで村人たちは謝罪するために再び儀式を行いました。謝罪の式の後、父山地帯に突然、巨大なサトウキビの木が抱えきれない程たくさん生えてきました。それ以来、人々は父山をボー・ナム・タオ・ズン山(大きなサトウキビの木がある山を意味する)と呼びます。 その後、時代が流れ、ボー・ナム・タオ・ズン山をター・ドゥン山と呼ぶようになったそうです。


文:タイン・ホア(Thanh Hoa)
写真:チャン・コン・ダット(Tran Cong Dat)