05/11/2021 00:01 GMT+7 Email Print Like 0

ダン・サー:有機基準に従った安全な野菜畑

首都ハノイの大きな安全な野菜の生産地として、ザー・ラムのダン・サー(DangXa) 農業協同組合は毎日大量の野菜や果物を市場に供給し、首都の人々の必要不可欠なニーズに応えています。現在、ダン・サー協同組合はダン・サーブランドの構築と農家・科学者・企業の三者の連携によって安全な野菜の生産に取り組み、クリーンな野菜の生産農家という消費者の信頼を得ることに貢献しています。
ハノイの中心部から約20kmのダン・サー町はドゥオン川に近いため、生産エリアは肥沃な沖積層が堆積しています。ダン・サー町には10の村があり、300ヘクタール近くの耕作地があります。2000年以前はこの地域に米とトウモロコシが植えられ、収穫量は不安定でした。2001年以降、ダン・サー町は総面積が約180ヘクタールの野菜、塊茎、果物の栽培に切り替わり、そのうち117ヘクタールに安全な野菜生産の資格証明書が付与され、このことは首都郊外の村が新しい姿に変わる機会となりました。

ダン・サー協同組合は1996年にハノイのザー・ラムに設立されました。ダン・サー協同組合の組合員は106人で、安全な野菜生産のための土地が119ヘクタールあります。2020年にダン・サー協同組合は安全野菜の生産として15ヘクタール、総量年間1,450トンが認められ、キャベツ、ツルムラサキ、空芯菜、アマメシバなどの葉野菜を中心にさまざまな製品を供給しています。



300ヘクタール近くの耕作地があるドゥオン川沿いのダン・サー町安全野菜生産地の全景。


ベルギーの非政府組織Rikoltoの支援を受け、PGSの有機農法に従って栽培されているダン・サー協同組合の清潔な野菜。


天候や害虫の影響を避けるために、ダン・サー地域の野菜栽培地域にはトレリスハウスが設置されており、完全に手作業で草を摘む農家の人々。


不規則な雨や太陽の影響から野菜を保護するラッピングフィルムシステム。

天然野菜の世話をする農家の人々。

野菜に撒かれるきれいな水道水。


収穫を待つ冬キャベツの手入れ。


自然に育ち、自然に収穫される野菜。


季節に応じてツルムラサキを収穫する農家。


畑でインゲンを集める農民。

2018年以前はダン・サー協同組合の野菜は安全でしたが、依然として困難に直面していました。野菜の製品パッケージに「Dang Xa」の名前とブランドを表示せずに、従来の飲食店や市場、自身のブランドを持つ経営単位のみに販売していました。価格は不安定で、生産品の価値と品質に一致せず、市場の需要に応じた生産量は保証されていませんでした。

製品は良いのに、価格は下がり、余った製品は動物飼料として使われなければなりません。消費者は安全基準に従って製造された製品と従来の方法で製造された製品の違いを区別することができなかったため、価格に違いはありませんでした。2018年、ベルギーの非政府組織Rikoltoは協同組合を支援し、メカニズムの確定と構築、認証、不良品の処理と製品のトレーサビリティなどを含む品質保証(PGS)のためのコミュニティ監視システムのモデルを構築したことにより、ここでの清潔な野菜を作るプロセスが根本的に変わりました。ダン・サー協同組合は15のグループを設立し、そのうち3つは非政府組織Rikoltoが直接運営しました。各グループは生産者、協同組合、購買部門および政府の管理機関によって監督されています。
毎月、ダン・サー協同組合は会合を開き、計画に合意し、グループに仕事を割り当てます。グループ自身が各世帯の供給能力に応じて製品と数量を決定します。グループは訓練を受け、野菜の日記をつけ、製品をクロスチェックします。協同組合は製品の包装、検査、促進を管理します。各世帯は管理、印紙、および包装の費用を支払います。毎年、ダン・サー協同組合は安全な野菜の基準を満たしているか検査を受けています。
共同組合はPGSの基準に沿ったクリーンな野菜を生産するプロセスを適用したことにより、様々な季節の野菜を大量に開発し、ハノイ市場に供給しています。Nhan Hoa, An Phat, Hanoiの食品会社は1日あたり約1~1.2トン消費し、VinEcoは1日あたり4~5キンタル、ピークは1トンを超える野菜です。2020年からダン・サーはRikoltoの支援を受けて、セントラル・リテイル・グループと提携し、「トップス・マーケット」4店に安全な野菜の提供が始まりました。商品は主に葉野菜、根菜(ニンニク、玉ねぎ、ナス、ウコン)で、今後はバラエティーに富んだ商品を提供する予定です。ダン・サーの30世帯は10ヘクタール以上で直接参加しています。



スーパーマーケットに配送する前に収穫された野菜を梱包する
最新の野菜前処理ハウスのシステム構築に投資したダン・サー協同組合。



仕分けした野菜のパッキング。


包装後の多くの野菜に消費者が栽培した生産者を追跡できるように付けるラベル。

完全にラベル付けされたほうれん草。


Assocの基準に従ってラベルが付けられているダン・サー協同組合の各野菜製品。


ダン・サー協同組合の野菜製品。


スーパーマーケット「トップス・マーケット」でダン・サー協同組合の清潔な野菜を選ぶ消費者。


スーパーマーケット「トップス・マーケット」で広く販売されているダン・サー協同組合の清潔な野菜。


科学的な方法と計画的な野菜生産により常に市場の安定性を維持しているダン・サー協同組合の野菜製品。

生産量が安定しているため農家は生産に熱心で、野菜や果物の価格が下がることを心配する必要はなく、多様で安定した製品が提供できます。注文数は2.5から4キンタル/日まで徐々に増加しました。現在、5~6キンタル/日で、野菜の種類にもよりますが、平均価格は以前に比べて約1.2%上昇しました。

ダン・サー協同組合のグエン・ヴァン・マイン会長は、野菜栽培にPGS基準が適用されて以来、農家と起業家の協力により市場における野菜管理のメリットが高まっていると述べました。これはまた、消費者が安全な野菜の品質を信頼し、毎日安心して消費できるという文化的な消費習慣を生み出します。これは、ハノイで安全な野菜の生産と消費を結び付けるサプライ・チェーンを構築した最初の成功事例となりました。

ダン・サー協同組合は現在、生産規模を拡大し、野菜の流通システムを拡大し続け、この場所を首都最大の安全な野菜の生産地とし、ダン・サー町を緑豊かな新しい田園地帯にする計画を進めています。


文:ビック・ヴァン
写真:コン・ダット