05/06/2016 22:00 GMT+7 Email Print Like 0

アジア安全保障会議 南シナ海巡り米中が強くけん制

アメリカのカーター国防長官は、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議で講演し、海洋進出の動きを強める中国に対して、万里の長城を引き合いに「みずからの孤立を招き、孤立の長城を築くことになるだろう」と述べ、アメリカやアジア太平洋の国々との協調を呼びかけました。

一方、カーター長官はフィリピンに近い南シナ海のスカボロー礁で、中国による新たな埋め立てなどが懸念されていることについて「そのような活動は挑発的であり地域を不安定化させるもので、アメリカなど各国は対応を取るだろう」と述べ、中国を強くけん制しました。
これに対し中国の代表団を率いる軍の統合参謀部の孫建国副参謀長は、記者団に対して「中国は孤立していない。彼の話は間違っている」と述べて、カーター長官の講演内容に強く反発しました。さらに軍の別の高官も、中国は多くの国と軍事交流を行っているなどと強調したうえで「『孤立している』という考え方はでっち上げで、中国を孤立させたいという目的によるものだ」と批判しました。

会議では、5日、孫副参謀長が講演し、南シナ海を巡る中国の主張の正当性を強く訴えるものとみられ、米中両国の間の溝が改めて浮き彫りになっています。
ソース:VOV