04/03/2021 10:11 GMT+7 Email Print Like 0

「ハノイボイス」ベトナムと世界をつなぐ音楽の架け橋

国際コーラスグループ「ハノイボイス(Hanoi Voices)」は指揮者がベトナムオペラハウスのドン・クアン・ヴィン(Don Quang Vinh)氏ですが、メンバーの大多数が外国人でベトナムに住んで仕事をしているという、ベトナムではユニークな、また一風変わった音楽グループです。メンバーはハノイへの深い愛情から絆が生まれ、音楽とポジティブな人生のインスピレーションから生まれる魅力的な曲、歌詞、ミュージカルを一般の人々に提供しています。

「ハノイボイス」のベトナムでの公演はいつも感動に満ちています。メンバーは規律あるプロフェッショナルな方法で演奏します。「ハノイボイス」は文化の礎や合唱団の多くのスタイルをつなぐ場所だけでなく、ベトナムと世界の音楽の芸術的価値をより多くの人々に広めるという望みを抱かせてくれます。

「ハノイボイス」の創設者は指揮者のドン・クアン・ヴィン氏で、彼は米国政府によるプロジェクト「アートによる社会変革の促進」に参加するアセアンの唯一の代表として選ばれました。 2016年、ハノイはベトナム千年の文化の首都であり、多くの国際的な友人が仕事のために訪れ、東洋と西洋の文化の融合であるというメッセージを通じてハノイボイスを設立しました。メンバーはグループに参加し、歌ったり、演奏したり、交流したり、音楽の価値を一般の人々と共有したりすることができます。設立当初の会員数は14名で、現在は40名(外国人は70%)となりましたが、外国人はベトナムで働いた後、母国に帰るため、会員は絶えず変化しています。グループにとっては、距離のない共通の音楽の場で常に新しいメンバー、新しい個性を歓迎することも興味深いことです。

フランス語大学機構で働いているシリルさんはフランス人で、グループに2年間在籍しており、この場所を家族と思っていると楽しそうに話してくれました。自分の専門の仕事をした後、彼はグループにやって来ます。ハノイボイスは彼の人生の理想であり、将来フランスに戻ったら、ベトナムへの郷愁の場になるかもしれません。シリルさんはグループがベトナムで実施した数多くの素晴らしいプログラムに参加していて、毎回言葉では言い表せないほどの感動を共有してきました。彼はアーティストであり、聴衆でもあります。最近では2020年のイベントでミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演しましたが、ステージが点灯するたびに観客がどんどん増えていきました。この公演は彼にとって、外国人が自分たちの持つ芸術的な能力を心を込めてベトナム国民に捧げる機会となりました。


ベトナムオペラハウスのステージで「ハノイボイス」のメンバーと共演する創設者のドンクアンビン指揮者(赤いシャツの人物)。

毎週、ベトナム民謡から国際的なミュージカルまで情熱的に練習している「ハノイボイス」のメンバー。



グループの同僚と練習していますシリルさん(フランス人-赤いシャツを着ている人物)。

ハノイオペラハウスでミュージカル『レ・ミゼラブル』を上演する「ハノイボイス」。



ハノイのプロのステージで演奏する機会の多い「ハノイボイス」のメンバー。

 

演奏するたびにオペラハウスの観客に深い感銘を与える「ハノイボイス」の多様なスタイルの独特なサウンド。



世界中の多くの国から来ているが、ステージに上がると音楽とドラマへの愛を共有している「ハノイボイス」のメンバー。



熱心に練習し、観客に忘れられない感動を与えた「ハノイボイス」。



演奏ではいつも統一されたユニットになる「ハノイボイス」。

「ハノイボイス」のメンバーになるためには音楽への情熱を持っていることが不可欠で、さらに多くのオーディションで慎重に選ばれています。指揮者のドン・クアン・ヴィン氏とシリルさんによると、初心者たちがサウンドスキルと音楽テクニックのテストを受けるのは、グループに認められるために必要なことです。メンバーのマリア・ガンダーさん、ハス・ウォームゴールさん、カーチャ・ザイラーさんは心から次のように述べました。「指揮者のドン・クアン・ヴィン氏の熱意によって、私たちはお互いに深く結びつき、大きなステージで公演する機会を得ることができました。私たちはハノイボイスを愛し、ベトナムと国民のすべてを心から愛しています」。

「ハノイボイス」は毎週夕方に練習を行っています。もし仕事で忙しい場合は誰でも理由を明らかにして欠席の許可を求めます。プロとして音楽を懸命に練習し続けた結果、レスパス(ハノイのフランス文化センター)、オペラハウス、大使館、大学のコミュニティでの公演など、多くの主要なステージで成功を収めてきました。 「ハノイボイス」は合唱団ですが、様々な言語でクラシック音楽、ボレロ、ベトナム民謡まで多くのジャンルの歌を歌う自信があります。また、音楽を言葉と見なし、ストーリーテリングのつながりであり、ポジティブな人生を讃美するために歌詞を通して自身の声で物語を提供します。

今後、ベトナムオペラハウスはサイゴンとベトナムの主要都市でミュージカル『レ・ミゼラブル』のツアーを予定していますが、「ハノイボイス」もプログラムの成功に貢献するでしょう。またプロのステージであるレスパスで演奏するだけでなく、竹楽器のバンドユニット「スック・ソン・モイ(Suc Song Moi)」とジョイントした音楽ビデオを制作し、外国の友人がベトナムの歌を歌ったり、民謡を演奏したりできるようにします。

「ハノイボイス」に参加すると、すべてのメンバーはこれをかけがえのない精神の舞台と見なし、多くの練習をこなし、最善を尽くして演奏し、一般の人々と喜びを分かち合おうとします。ここから、グループのメンバーはベトナムに住み、一人のベトナム人のような気分になって海外の友人にベトナム文化とベトナムの国への愛情を広めました。グループが成し遂げてきた印象的なことは、ベトナムの音楽をより多くの海外の人々に一歩一歩着実に紹介してきたことです。メンバーは『Bèo dạt mây trôi(漂う浮き草流れる雲)』『 Trống cơm(鼓)』『HelloVietnam』などのベトナム民謡を練習するといつもとても興奮しています。誰もが「ベトナムの特徴」を正しく表現するために、資料を学び、参考にします。ベトナムの歌を歌うと、ベトナム文化が広まる時期です。2020年、ベトナムは新型コロナ感染症に直面しましたが、グループの多くのメンバーは次のように語っています。「私たちが病気で疲れている時、ハノイボイスに来ると、曲を演奏することで通じて奇跡的な力が湧いてきました。音楽は私たちが健康的な生活を送り、積極的に将来を見つめ前進する助けとなります」。
 
文:ビック・ヴァン(Bich Van)
写真:タイン・ザン(Thanh Giang)
翻訳者:ホアン・ミン・フオン(Hoang Minh Phuong)