先頃、北京で行われた巨大な経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議に出席していたベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席はラオスのブンニャン・ヴォーラチット国家主席兼人民革命党書記長、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領、チリのミシェル・バチェレ大統領、イタリアのパオロ・ジェンティローニ首相、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領などとそれぞれ個別会見を行いました。
ラオスのブンニャン・ヴォーラチット国家主席兼党書記長との会見で、クアン国家主席は「両国はASEAN=東南アジア諸国連合を始め、地域と国際場裏において緊密に協力して、互いに支持しあい、ASEAN共同体の統合を深化させるよう」希望を表明しました。
ロシアのプーチン大統領との会見で、クアン国家主席は「ベトナムはロシアとの全面的戦略的パートナー関係を重視している」と強調しました。双方は経済、貿易、エネルギー、国防などの分野における両国間の協力を維持すると共に、ベトナムとEEU=ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスから構成されるユーラシア経済連合とのFTA=自由貿易協定の履行で一致しました。プーチン大統領は「ロシアはベトナムとの伝統的友好協力関係を重視する。ベトナムはAPEC 2017の主催に成功するため協力する」と明らかにしました。
チリのミシェル・バチェレ大統領との会見で、クアン国家主席は「ベトナムはチリとの多面的協力関係を重視している」と強調した上で、両国に対し、「両国企業が互いの市場の進出と協力関係の樹立のため、有利な条件を作り出すよう」提案しました。
イタリアのパオロ・ジェンティローニ首相との会見で、双方は両国間の戦略的パートナー関係を深化させること、及び、各レベルの訪問団の相互訪問で一致しました。
ソース:VOV