ムオン民族のポンプ
ベトナムの西北地方に住むタイ民族、タイ民族、ヌン民族に対して、水車は川や泉から高いところにある畑へ水を送る農具である。ベトナムのディエンビエン省ムオンタインとイエンバイ省のムオンロなどの広大な畑で、回っている水車が見られる。
ダイドアンケット新聞のファン・カム・トゥオン研究者は「タイ民族、ムオン民族は、山に囲まれた広い谷へ水を山から村と畑へ泉から水を送る。水量と需要によって、水車の数が違う。ここの水車は昔の農業のシンボルであった。」と述べた。 |
ベトナムの西北地方で最も多く、素敵な水車はナークオン村にある。毎年の旧暦の9月には数10ヘクタールの畑へ水を送るために、ナムムー泉で水車を作る。今、ナムムー川には25台の水車がある。
ナークオン村の水車は6mの高さである。毎年、水車は洪水が出る前に使われる。以前洪水の時、水車は濁流に押し流された。旧暦の9月に新しい水車が作られる。
ターイ民族は水車を巨大なポンプと見なす。その水車はここの景色には欠かせない物であり、数千人の観光客に印象を与える。
昔からの農具を体験
ロ・ヴァン・カックさんによって、最初、ナークオン村の水車を訪問した観光客が写真を撮っていることに対して驚いたという。
観光客がここの特産物を賞味し、民族の人々の伝統的な服を借りる需要があるため、ナ・クオン村の人たちはナム・ム川にある水車の近くで納屋を作り、観光客に伝統的な服を貸し、料理を作る。
毎週の土・日曜日には、ライチャウ市とラオカイ市を訪れる観光客をはじめ、他からの多くの観光客は西北地方のサパから40km離れたナークオン村に観光に来る。
ライチャウ省の文化・観光・スポーツ局は、ライチャウ省人民委員会にナークオン村は観光地であり、2020年には、タムドゥオン県をはじめ、ライチャウ省が生態観光地であることを提出している。
文、撮影:トン・ティエン-ヴィエット・クオン