ベトナムの南部のクメール寺は仏を崇拝するところだけでなく、クメール文字を教えるところでもある。特に、チャヴィン省にある136件の寺は夏になると、クメール文字を教えるクラスでにぎやかになる。
ベトナムのチャヴィン省チャク県にあるソアイシエム寺タック・ニャット僧正によると、昔寺でクメール文字を教えていた。チャヴィン省の殆どの寺では民族や男女を問わず、クメール文字を学ぶ。
チャヴィン省の寺でクメール文字を教えるのは主に僧侶たちであるが、他は多くの信者でもある。チャク県にあるタニエップ寺でクメール文字をボランティアで教えるタック・二―氏は「私は30年間子供たちにクメール文字を教えています。ここは中学生まで教えるため、学生たちは進学したければ他の寺で学びます。」と述べた。
お寺は学生から報酬を受けないタック・二―氏にとってクメール文字を教えることが自分と家族に福をもたらすという。お寺で学ぶことで、学生たちはクメール文字とその発音が身につけられる。他は、学生たちに仏教を理解し、クメール民族のクメール文字、その伝統的な文化を保護することに貢献する。