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Arts

「皇太子殿下のご訪越は最重要イベント」

日越外交関係樹立35周年を記念し、2月9日~15日まで日本の皇太子さまがベトナムを公式訪問する。『ベトナムフォトジャーナル』は、同公式訪問の意義と現在までの日越関係について、グエン・フー・ビン(Nguyen Phu Binh)駐日ベトナム特命全権大使へ特別インタビューを行った。

日越外交関係樹立35周年を記念し、2月9日~15日まで日本の皇太子さまがベトナムを公式訪問する。『ベトナムフォトジャーナル』は、同公式訪問の意義と現在までの日越関係について、グエン・フー・ビン(Nguyen Phu Binh)駐日ベトナム特命全権大使へ特別インタビューを行った。

聞き手:まず、この度の皇太子さまのご訪越の意義について、お話いただけますか?

ビン大使(以下、大使):2008年にベトナムと日本は外交関係樹立35周年(1973年9月21日~2008年9月21日)を盛大に迎えました。その前にも、2006年にベトナムと日本の両国政府は日越関係を戦略的パートナーシップに引き上げることを決定しました。これは両国関係にとって重要な事柄です。そして、両国要人がつねに往来し、2006年と2007年にはグエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相とグエン・ミン・チエット(Nguyen Minh Triet)国家主席がそれぞれ日本を訪問しました。一方、日本からも首相を含め、多くの要人がベトナムを訪れています。

今回の皇太子殿下のご訪越は、両国にとって特に重要なイベントとなります。日本において皇室は象徴的な地位を占めており、日本と各国の関係の緊密度は、皇室の訪問によって評価されることになっています。ベトナムとの関係に関していえば、1999年に秋篠宮親王がベトナムをご訪問されました。そして、今回の皇太子殿下のご訪問は、両国関係がより緊密になっている証となるでしょう。また、今後ベトナムが日本の天皇皇后両陛下をお迎えする機会があることを希望しています。

聞き手:2008年、ベトナムと日本は数々の外交関係樹立35周年記念事業を開催しましたが、これまでの両国関係についてどのように評価されますか?

大使:現時点で両国関係は戦略的なパートナーシップに向けて、非常に良好な段階に発展しています。これは両国要人の活発な往来に明確に現れているといえましょう。そして、政治面だけでなく、日本はベトナムにとっての最大の経済的パートナーの一つです。毎年、日本はベトナムに対して約10億米ドルの政府開発援助(ODA)を公約しています。1992年~2007年までの15年間、日本から約130億米ドルのODAがベトナムに支援されました。近年、日本は世界各国に対するODAを削減する傾向にありますが、対越ODAの公約を継続しています。最近、両国間でODA案件の手続きに関する問題が発生しましたが、長期的な観点で見ると日本の対越ODAは安定したものであると考えます。

また、貿易面において日越の貿易関係は順調に発展しています。2008年の両国間の貿易総額は173億米ドルであり、2010年目標を23億米ドル上回りました。特に、日越の貿易関係はかなり均衡を保っています。さらに、外国直接投資(FDI)に関して、日本は最大の登録資本提供国ではありませんが、最大の実施資本国です。

さらに文化面においても、外交関係樹立35周年記念事業が活発に開催されました。その中でも特に2008年5月にハノイとホーチミン市で行われた日越友好音楽祭は、両国において印象的な余韻を残しました。そして、9月には大阪、名古屋と東京の3大都市で「ベトナムウィーク」を開催し、東京・代々木公園における3日間のベトナムフェスティバルでは、今回ご訪越される皇太子さまを来賓に迎えるとともに、約15万人の方々を集めました。これらのイベントは、いずれも両国民に対して非常に良い印象を与えたと思います。

昨年、両国の経済は困難な状況に陥りましたが、ベトナムを訪れた日本人観光客は40万人に上り、2007年と比べてわずか5%しか減少しませんでした。これは、日本の方々がベトナムの文化、習慣、国土と人々に興味を有していることを示すものではないでしょうか。最近、フジテレビとNHKのスタッフが駐日ベトナム大使館を訪れて、ベトナムの食文化に関する番組を製作してくれました。これらの活動を通じて、日本の方々のベトナムに対する理解度がより深まると確信しています。

最後になりましたが、2008年末には日越経済連携協定(EPA)が調印されましたことをお伝えしたいと思います。

聞き手:ご協力ありがとうございました。

聞き手:ダオ・タイン・トゥン(Dao Thanh Tung)
写真:ベトナムフォトジャーナル/ベトナム通信社

ダオ・タイン・トゥン(Dao Thanh Tung)TTXVN,ベトナム通信社


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