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 出演前にモデルにカラーリング
 若手ヘアスタイリストとの意見交換
 ブイ・ドゥック・ティンと「国際ヘアデザインコンテスト2007」において優勝した作品「不均衡」
 新たなヘアスタイルの研究に時間をかけるティンさん
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5大陸の60カ国を代表する1000人近くのヘアスタイリストの中から、ベトナム・ハイフォンから参加した弱冠21歳のブイ・ドゥック・ティンさん(Bui
Duc Thinh)は、Davines によってスペインのバルセロナ市で行われた「国際ヘアデザインコンテスト2007」で一等賞を獲得した。
 スペインのバルセロナで開催された 「国際ヘアデザインコンテスト2007」 におけるブイ・ドゥック・ティンさん (右から2番目)と各ヘアスタイリスト
三世代にわたりヘアカットを職業にしてきた家庭に生まれ育ったブイ・ドゥック・ティンさんは、10歳から祖父のヘアカットの仕事を手伝い始めた。16歳になった時、不幸なことに一つの目が不自由になったにもかかわらず、ヘア・スタイリングの仕事を続けていこうと決意。17歳、メインのヘアスタイリストとして仕事をスタートさせた。祖父から男性のヘアカットの基本的な技術が伝えられたとともに、彼の母親と2人の姉からも女性のヘアカットも学んだという。2002年、ホーチミン市へ行き、プロのヘアスタイリストの下で学び、2005年には、「アジア・ヘアデザインコンテスト2002」で二等賞を獲得したホアン・ミン・タム(Hoang Minh
Tam)に従事することを決めた。勉強しながら仕事をするのは大変であったが、この仕事に情熱を燃やす彼にとって、へアスタイリングアート講座は、彼の持つ創造性にさらに力を加えるものになった。
このようなティンさんに大きなチャンスがやってきた。2007年6月、Davines
ベトナムが「悲しい眼差し」をテーマとして主催した「ベトナム・ヘアデザインコンテスト2007」で、9人の優秀な参加者を乗り越えて優勝。本大会で彼は、鋏を手際よく操り、魅力的で独特な作品によって栄冠に輝いたのである。さらに、2007年7月、その若さが鋭い輪郭と融和したヘアデザイン「不均等」なヘアデザインで「アジア・ヘアデザインコンテスト2007」の一等賞を獲得した。
成功を重ねていた彼は2007年10月、スペインのバルセロナで開催された「国際ヘアデザインコンテスト2007」でも優勝の栄冠を手に入れた。本大会のテーマは自由であったが、各ヘアスタイリストは女性の若さ、アクティブさ、魅力と個性といった要素に基づき、2008年のトレンドを創造することが求められた。審査員を務めた世界のトップヘアスタイリスト10名は、ヘアデザインの他にも、モデルのファッションおよびメイクアップも採点の対象とした。結果、ブイ・ドゥック・ティンさんは、ヨーロッパ人のモデルと「不均衡」をテーマにした作品で優勝。また、2007年の優秀ヘアスタイリストとして選ばれ、「国際ヘアデザインコンテスト2008」の審査員となった。
現在、世界で最も有名なヘアスタイリストであるティム・ハーリー(Tim
Harley)さんは、彼のカラーリングおよび鋭い輪郭作りで表現された創造性、シンプルさと効果性を高く評価した。ヘアデザインのどのような要素が審査員に訴えかけたのかとの問いに、ティンさんは「自分の腕ではなく、自分の作ったヘアスタイルがシンプルで、女性の日常生活のシーンで活きることができるにもかからわず、上品さと個性を保っていることではないでしょうか」と、冷静に自らの作品を分析した。彼の創造したものは、まさに2008年の現代女性のヘアスタイルのトレンドなのである。
文:ヴィン・フン(Vinh Hung)
写真: チャン・チー・コン(Tran Tri Cong)、Davines
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