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「コンテポラリー・レジェンド」と題されたファッションショーがこのほど、ハノイの八月革命広場において公演された。限られた観客のみ観劇できる”Dep
Fashion Show”とは異なり、同ファッションショーは、多くの人々に芸術、ファッションのオープンな空間を提供したといえよう。
「コンテポラリー・レジェンド」ファッションショーは、心の世界にも実際の世界にも美しさへの欲望を持つアーティストの物語で、それぞれ「欲望」、「夢への旅」、「思考と潜在意識」と「浮揚」をテーマにした4パートで構成。まず、パート1「欲望」では、潜在する美しさを見つけるために力を尽くすアーティストの悩みという実体験をパフォーマンス。デザイナーのホアン・ハイ(Hoang Hai)の「ビーナス」コレクションは、このような感情を巧みに表現した。
アーティストは夢の旅、最高なものに触れるための旅へと出る。これは、独特なスタイルが魅力的で、ヨーロピアン・ファッションに影響を受けた才能あふれるデザイナーのケリー・ブイ(Kelly Bui)による「永遠の光」コレクションの精神でもある。そして、パート2の「夢への旅」、つまり美しさへの旅は自分を探求し、ルネサンスの永遠の業績をはじめとする、古典美術の価値に触れる旅である。
ホアン・ハイ「ビーナス」コレクション
パート3では、デザイナーのドゥック・ズイー(Duc Duy)の「昇華」コレクションは、個人の色彩が強い現代芸術のインスピレーションで、モダンさを表現した。
ケリー・ブイ「永遠の光」
「浮揚」をテーマにしたパート4では、デザイナーのヴァン・タイン・コン(Van Thanh Cong)の「コンテポラリー・レジェンド」コレクションは、感情と思考が完全なる昇華に至った瞬間のアーティストの感覚をスケッチしたものである。
同ファッションショーで印象深かったのは、ベトナムで初めて独特かつユニークな3Dテクノロジーを応用したこと。アウトドアのゆったりとした空間で、ライティングシステムを使ったこの最新テクノロジーの画像効果は、主役の心の状態を完全に再現するための一助となった。
ドゥック・ズイー「昇華」コレクション
ルネサンスの色彩を有する同ファッションショーは、現代社会の個人の欲望を力強く表現した。これは、人間の美への欲望をファッションの言語により語られたものであり、ファッションと演劇芸術、視覚要素、音響要素の優れた融合ともいえよう。
ヴァン・タイン・コン「コンテンポラリー・レジェンド」コレクション
なお、『Dep Magazine』とともに、現代の審美を表現した同ファッションショーをプロデュースしたのは、ベトナムYamaha Motor社である。同誌とベトナムYamaha Motor社は、多くの人々に優れたファッションショー芸術を紹介するという、一つの欲望を実現した。
文:チャン・チー・コン(Tran Tri Cong)
写真: アン・タイン・ダット(An Thanh Dat) |