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ミーアと呼ばれる素材が使用されたモダンなアオザイのデザイン、“Co Ba xu
Viet”(コ・バ・ス・ヴィエット)ファッションコレクション計15点が国際ファッションチャンネルであるFTVにより紹介された。
デザイナーのヴォー・ヴィエット・チュン(Vo Viet Chung)は、国際ファッション界の舞台でベトナムのアオザイを昇華させることを担っている。同ファッションコレクションを完成させるため、20名ものパートナーと4ヶ月もの間、懸命に汗を流した。ミーアと呼ばれる素材の黒いバックグラウンドの上に反射するライト、赤や銀色などのハンドメイド刺繍の蓮の花、蝶、トンボ、葉とともにキラキラと光り、伝統的なアオザイのやさしさ、美しさを伝えている。
アジアFTVのマイケル・グレイスナー(Michael Gleisner)代表は、「それぞれのアオザイは、まるで物語のようであり、同コレクションはベトナム文化の形成の歴史を語っています。そして、ベトナム女性の上品を表現したものと言えるでしょう」と評価している。
そして、FTVのプログラムに参加した米国の国際的スーパーモデルのラウリー・プルデント(Laury Prudent)は、「私はすっかりベトナムのアオザイに魅せられてしまいました」と語っている。
デザイナーのヴォー・ヴィエット・チュンの成功の第一歩は、南部の伝統的なシルクであるミーアを見つけたことだろう。この素材はベトナム南部で100年ほどの歴史を有しており、マクニアという実の樹脂を染めた絹で作られたもので、アオザイには非常に適したものだ。イタリアでファッションについて学んだ時代、卒業制作のテーマにどのような素材を使うか迷っていたという。そのような中、ベトナムの家族の写真を眺め、写真の中の祖母や母の黒いパンツからヒントを得て、その素材を生産した場所を探すというアイディアが生まれた。そして、今にも失われそうなミーア織物村(アンザン省)へ、それを注文するように母親に依頼したのである。個性的な「アジアについての夢」と題されたファッションコレクションが世に出てから、その特徴的かつ非凡なスタイルで瞬く間に評判となり、その時からミーアの素材から様々なインスピレーションを生み出されているのだという。
この7年間に渡り、貴重な素材を復興させることを目的として、彼の創作活動のためにこの貴重な素材を今後とも供給できるよう、ミーア村の人々を励ましている。そして、2006年にはUNESCOより「ミーア織物村への回復・発展に貢献した功績」のため、賞を受賞した。しかしながら彼にとって、ミーア織物村はまだ神秘的なものに溢れ、そのすべて発見していないという。
文:ヴァン・クイー(Van
Quy)、写真:タイン・グエン (Thanh
Nguyen) |