|
|
 パラヌン太鼓の演奏
 塔までの道のりで ポーサヒヌ女神の
衣装を迎える儀式
 大祭の衣装を身に まとうチャムの少女
| ここ数年来、チャムの暦の7月1日(太陽暦10月頃)にビントゥア省のチャム民族がチャム人の共同体の特徴の保護。そして、ベトナム文化をさらに多彩にすることへの貢献を目的に、ポーサヒヌ(Pôsahinư)塔でカテ祭りを行っている。
カテ祭りは村の建設に貢献した人々を称えるために、毎年行われる祭りである。ポーサヒヌ塔で行われる同祭りは、非常に大きな規模で行われるものであり、水稲文明の発展に功績を残したポーサヒヌ女神を追憶する意味も込められている。祭りの1ヶ月前ほど前から宗教的地位の高い層などはもとより、知識層、チャムの部落の人々が伝統的な習慣に基づき行われる同祭りの準備のために会議を開く。これは、先祖に対する現代を生きるチャム人の責務であるとの考えの表れでもある。
祭の前日、塔内まで線香を迎える儀式と”衣装の儀式”が盛大に行われる。青いアオザイを着ている多くの少女が太鼓の音で扇子踊りをしながら歩く。塔の周辺まで来ると行列を止め、各部落が午後に行われる清めの儀式のための供え物を準備する。チャム人の観念によると、神社や塔は神の宿る空間であり、このような大規模なカテ祭に際しては清めの儀式(トォーンオンやゴイタープとも呼ばれる)を行うことが必要であるという。この儀式の供え物は卵であり、儀式はバラモン司祭より執り行われる。この清めの儀式は日が昇る東方をはじめ、それぞれの7つの方角に向けても行われ、最後は東北の方角となる。いずれの方角においても祈祷や角笛を吹いたり、霊を追い払うために水を撒いたりする。その後、塔で衣装の儀式およびリンガーの祭壇を洗う儀式を行うのである。
カテの大祭は7月1日(チャムの暦)に行われ、この祭りの当日は音楽を長老と魔術を使う女性が中心となり祝い事が行われる。神様を招くために歌を歌い、魔術を使う女性が酒を献上する。そしてこれらのような儀式以外でも、太鼓踊り、輪踊り、扇子踊りなどの活動も行われ、国内外からの多くの観光客を引き付けている。
|
 カテ祭に欠かせない 伝統的なクラリネット
|
 ポーサヒヌ塔のもとでの踊り
|
|
 線香を迎える儀式と衣装の儀式が 行われる前日の様子
|

塔内で儀式を行う
|
文: タイン・ロン(Thanh Long)
写真: フー・タイン(Huu Thanh) |